大変だった週末がやっと過ぎて又日常に戻りました。
土曜日は朝から晩まで働き通しで日曜日の「炉開き」を迎えました。
当日も7時には起きて4時間以上も懐石作りに追われて、折角の
お点前も散々でした。
でも、お弟子さんが皆さんそろって私の作った懐石料理を「美味しい」
と言ってくれたので、疲れが半分になりました。
一年に最低4回のお茶の行事には同じ大変さがありますが、それでも
頑張らなくっちゃ、元気なうちは!

煮物椀は海老の真薯に松茸・柚子で止め、お向こうは鯛の昆布締めの唐墨和え、
縁高の中には海老味噌漬け(もちろん自家製)の焼き物・卵焼き・里芋煮物・椎茸煮物・
ステーキ薄切りに山葵乗せ・アスパラの胡麻和え・鮭の幽庵焼きに松茸ご飯です。
強肴には鶏団子とオクラの炊き合わせ、酢の物は子持ち昆布・水前寺海苔・三つ葉・
胡瓜でした。そうそう写真を撮るために無理矢理煮物椀をお盆に乗せています。

これが今年の炉開きの室礼です。
長板の上には朝鮮の彫り三島の皆具(水指・杓立て・建水・蓋置)に南鐐の菊頭の
火箸、茶入れは藤原雄の備前焼き、茶碗は楽弘入の黒、輪島の菊蒔絵平棗に
しました。
風炉先屏風は祖父が描いた絵を仕立ててもらった両面使いのものです。
お床は久田宗匠の「蓬莱五雲の中」のお軸とお壺、お花(諸飾りにしました)は照葉
と白椿(今年は全く咲いてなくて、ご近所で分けて頂きました)です。
明日から2泊3日で木曽路歩きですが、きっと寒いだろうな~。 Y